慣性ブレンド
仕様
慣性ブレンドはUE4.24で追加された新しいブレンド方法です。(4.24ではまだベータ版です)
通常のブレンドによるアニメーション遷移は、AとBの2つのアニメーションを両方計算しながらAからBへウェイトを移していきますが、慣性ブレンドの場合は、アニメーションの計算をAからBへ瞬時に切り替え、Aを再生していたときの動きの慣性だけを残します。これによって、Aの余韻をブレンドしながらBを再生するため、処理負荷を抑えつつ自然なアニメーション遷移ができるようです。
ALSでも早速この機能を使って実装されている箇所があります。
実装
- 慣性ブレンドを使用したい遷移に対して、[ブレンドロジック]を[Inertialization]に設定します。
- [Inertialization]の遷移が一つでも存在するステートマシンは、アウトプットのあとに[Inertialization]ノードを繋いでおく必要があります。
↑たぶんこのノードがアニメーションの動きによる慣性を計算&保管してくれているんじゃないでしょうか。
このように簡単な実装かつ低コストでいい感じにアニメーションをブレンドしてくれます。
参考
docs.unrealengine.com
遷移ルール
ステートマシンの遷移を規定するルールのガイド
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